2009年8月13日木曜日

一挙大公開、芸能界薬物汚染「全リスト」

有名人の薬物使用は今に始まったことではないが、実はその検挙数は2000年以降、一気に急増している。

夕刊フジは1970年以降の芸能人、著名人の薬物検挙者を一覧にまとめた。
1970年代は同じ時期に大量の芸能人が検挙されているが、これは密売人や1人の常習者の 逮捕をもとにした「突き上げ捜査」による一斉検挙。

当時から薬物が浸透していたことが分かるが、検挙のない年もある。
80年代は1年に1-2人、90年代前半も年間2-3人にとどまってきたが、97年から年間4-5人に増え始めた。

2001年には6人を数え、05年には 過去最多となる9人を記録。
清水健太郎、岡村靖幸、岡崎聡子、高橋祐也といった 複数回の逮捕者やスポーツ選手、AV女優も目立ち始めた。そして今年は、8カ月間で過去最多の11人が逮捕される事態となっている。

なぜ、ここにきて急に検挙者が増えたのか。
薬物依存者の自助施設「日本ダルク」(東京都台東区)は 「著名人の薬物使用者が急増したわけではなく、使用者が逮捕によって 顕在化しただけ。一般人への汚染拡大を受けた警察が捜査を強化する中で、結果的に著名人の逮捕者が増えたということでしょう」と分析する。

そのうえで「有名人、とりわけ芸能人が麻薬を入手しやすい環境は20-30年前も今も同じ。 使用薬物も相変わらず覚醒剤と大麻が多い」と語る。

「のり塩ショック」の裏には芸能界と薬物の根深い関係があるようだ。
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