Googleの自社ブランドである携帯電話の噂が出回っています。
何ヶ月もうわさされてきただけに話題性は抜群。最新のAndroid端末であるDroidと同じバージョン2.0か、もっと新しいバージョンになると言われています。
重要なのがGoogleのVoIPサービス── Google Voiceが使えるかもしれないということ。
これは、あまり日本では知られてませんが、実は驚異的な電話サービスなんです。
Google Voiceは通常の電話番号を持ち、通話のみならず、従来の電話からの転送サービスやボイスメールにも対応、さらには音声の内容を自動でテキスト化して話したことを検索可能にしてしまうという最新のVoIPサービス。
もちろんGoogle Voiceにかけられた電話は、Google Voiceに対応した端末ならどれでも受け取れます。Google Voiceの番号にかければ、手元のiPhoneとAndroidとBlackBerryが同時にりんりんと鳴ったりするわけ。
いまのところは米国の限定されたユーザーしか使えませんが、Google Phoneの登場とともに一気に一般解放されるかもしれません。
すでにAndroidとBlackBerry用のGoogle Voiceアプリケーションは発表されているし、期待はぐっと高まります。
VoIPと言うのは、Voice Over Internet Protocolの略で、メールやウェブと同じく、インターネット接続を通してボイスメールをやりとりしたり、電話のように話したりできるサービスです。Wi-Fiで接続できるので、公衆無線LANサービスの普及してる海外では、通話料がとても安くなります。
以前はVoIPサービスというとパソコンでしか使えなく、ヘッドセットやノートパソコンの内臓マイクなどが必要でした。スマートフォン──iPhoneやW-ZERO3などでもVoIPサービスは使えるようにはなりましたが、パソコンと同じようにアプリケーションのダウンロードとWi-Fiが必要でした。
Google Voiceが最初から搭載されるとなると、Google PhoneがVoIPに特化した最初のスマートフォンになる可能性が高いということになりますね。
もちろん通話料は完全に無料になるわけで、電話会社は戦々恐々としてるかもしれません。