2009年12月8日火曜日

ベッキーを隠れ蓑に、「an・an」の"膣"至上主義が幕開けか?

今週の「an・an」は、ベッキーが表紙のヘアスタイル特集「美女は髪型が7割!!」

彼女が髪を切った理由

 ベッキーが髪の毛を切った理由は「デビュー10周年とアーティストデビューが重なったから」だそうです。「結婚を機に切るつもりでいた」そうです。「切ったの11月8日なんです。今日まで隠すの大変でした」(12月2日付け 公式ブログより)ですって。井上晴美が坊主頭にしたとき以上の騒ぎになってますけど、"ベッキーが髪を切る"ことにこんな価値があったとは驚きです。スポーツ新聞にも表紙写真が掲載されて、謎のベッキー祭り。そういえば、先日発売された某女性誌の表紙のベッキー、妙に"女"を演出したメイク&スタイリングで印象が違ったのですが、キャラ変えを始めていたのですね。これまでは、元気な10代の頼れるお姉さん的キャラクターで「小学六年生」(小学館)に出てたりしたのに、アーティスト路線に変更。アーティスト=モードな化粧、クールな表情という、90年代的ステレオタイプな手法が通用するのか未知数ですが。ちなみに、アーティスト名は「ベッキー♪♯」ですのでお間違いなく!

そのうち、女性が膣で選ばれる時代が訪れる?

 1色ページで展開されている「膣トレーニング」特集。セックス特集号でなくとも、手を変え品を変えセックス企画を折り込む手法が目立ちます。今回は"感度もアップして、しかもキレイになれちゃう!?"をうたい文句に、膣に効くストレッチと専用アイテムを使ったトレーニングを紹介。マガジンハウスらしからぬ、風俗嬢やストリッパーもアドバイザーに登場です。
 無難な内容が多いQ&Aコーナーですが、「下着は通気性を一番に考えて、コットン性のものが膣的にベスト」というためになるアンサーもあります。この特集を見た友人が「顔、胸ときて、ついに"膣"か」と、呟きましたが、確かにその通りです。このままでは、そう遠くない未来、人気整形手術に「膣を締める」なんてものがランクインするでしょう。「an・an」後半の広告が、膣系で占拠される可能性もあります。女性の膣意識を向上させるのは、非常に良いことですが、極端にならぬよう舵取りも責任を持ってお願いします。