8月5日、グラビアアイドルからストリッパーへと波乱の転身を遂げた小向美奈子がTBSの深夜番組に生出演。彼女を抜擢したのは芸能界の大御所ビートたけしだった。
覚せい剤の濫用でお縄となり、芸能界からも追放され、さらにはストリップ興行に際しても前の事務所と一悶着あった小向を「拾った」格好となったたけし。
過去にもたけしが同様に「拾った」女性タレントは多い。「最近だと代議士と不倫した山本モナがそうだけど、もっと古い話もある。90年代に、飯星景子と山崎浩子が統一教会の合同結婚式に参加、そのあと教会を脱会して話題を集めたことがあった。いっときテレビの仕事を干された彼女たちだったが、たけしが仕切るバラエティ番組に拾われて芸能界に復帰。その際、執拗に統一教会ネタを彼女たちにフリまくったのは、さすがビートたけしと、業界人は感服しました(笑)」(芸能記者A氏)
スネに傷を持つタレントに容赦ないのもたけし流。
「いまや支持率No.1知事の座に君臨するアノ宮崎県知事も、少女買春に暴行、傷害とたくさんの前科があるけど、たけしは選挙期間中にもそれを堂々とネタにしていた。小向を『シャブ中』よばわりこそしなかったが......いま噂になっている小向のたけし軍団入りが実現したら、クスリネタは絶対フルでしょうね」(前出A氏)
やはりその背景には、フライデー事件、バイク事故からの大手術と、たけし本人が二度のカムバックを経験したことから、芸能界に復帰する際の精神的な辛さを知っていることも関係しているのだろうか。「それもあるんだろうけど、あの人の場合は単純にアウトサイダーが好きなだけかもしれない。次に芸能人が不祥事を起こすのを、手をこまねいて待ちわびていたりしてね(笑)」(芸能プロダクションマネージャーB氏)
小向の場合には、ストリップを披露した場所が、たけしが芸歴を積んだ浅草ロック座だったということも関係しているのだろう。包み隠さぬ「スライム乳」で芸能界の階段をまた歩もうとする小向に手を差し伸べたたけしの優しさを、素直に感じなくもない。