覚せい剤取締法違反で逮捕された酒井法子容疑者(38)と夫の高相祐一被告の取り調べが続いているが、覚せい剤の入手先の解明は進んでいないらしい。 芸能人の麻薬・覚せい剤入手ルート解明はなぜ難しいのか?
(以下引用)
覚醒剤入手の経緯は依然「闇」のままで、2009年8月25日放送のテレビ朝日系「スーパーモーニング」でも、この点に話が及んだ。
元麻薬Gメンの小林潔さんは、芸能人の麻薬汚染の捜査も数多く手がけてきた経験から、「芸能人が渋谷のどこそこに行ってイラン人から(買った)という供述はするでしょうけど、こんなのは(捜査)現場の人間から見れば、信用はしていません」と明かした。
芸能人の覚醒剤入手ルートは「ごく親しい間柄」からが普通。また、お酒を飲みに行ったときなど、知り合いのバーテンの友達を介して、という場合もあるという。
コメンテーターの大澤孝征弁護士は、「自分の退路を断つという意味でも、真に反省しているならば入手先を話すはず」と語った。入手先を言えば、もうそこでは覚醒剤が買えなくなる。何も言わず上手く逃れることができれば、売人からの信用が得られる、というのだ。
(中略)
さらに、紀藤正樹弁護士はJ-CASTニュースの取材に対し、酒井容疑者が警察に出頭する前の不自然な行動や、取り調べで話した内容を見ると、証拠を出さず「多くを語らない方が得策」という「戦術」を使っているように考えられるという。それは、罪をなるべく軽くすることが狙いだろうとしている。
一般的に犯人が自分の犯行について洗いざらい話すことは極めて希だという。仮に、覚醒剤所持で逮捕された人間が、覚醒剤の入手先などを正直に話したとすれば、そこに捜査が入ることによって「罪が更に重くなる別の新しい証拠」が出てくる可能性があるからだ。
酒井容疑者の場合は、逮捕されている夫の新たな覚醒剤使用の証言が出た後で、それに合わせるように自身の証言を変更している。紀藤弁護士によれば、酒井容疑者の入手ルートが解明されるとすれば、夫の証言が核心を突いたときか、捨てられた酒井容疑者の携帯電話のデータが解析された時ではないだろうかと予想している。
(引用元:J-CASTニュース)
高相被告は取り調べに対して覚せい剤はイラン人から買ったと供述しているが、信ぴょう性は低そうだ。やはり、高相・酒井の周囲にいる関連人物がカギを握るのだろう。
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しかし、もしこのまま高相・酒井が、麻薬の入手先について口を割らなかった場合、どうなるのだろうか。当然、薬の売人からは信用を得るはずで、仮に2人が刑務所行きになったとしても、出てきた後で再び麻薬に手を染める可能性がある。こうなってはイタチごっこで、今回の逮捕が無駄になるだけでなく、同じ罪を犯そうとしている人たちにすり抜けの見本を示してしまいかねない。せっかく世論が後押ししている今こそ、高相・酒井のどちらかからでも真実を引き出して、根を絶っておく必要がありそうだ。
酒井は高相の発言にうまく合わせ、それ以上の新しい内容については語らないという。実に巧みなやり口だ。彼女は出頭前に髪の毛を切ってきたり、携帯電話を破棄してきたりするくらいだから、冷静沈着な一面を持ち合わせているのだろう。高相を落とすか、酒井の携帯電話に何か真実が隠されていないか。やはり、このどちらかが近道になりそう。芋づる式に逮捕者が出るとあちこちで噂になっているが、現実は相当難しいことがわかる。警察が試される事件に、様相が変わってきたかもしれない。