芸能界やスポーツ界でも東日本大震災の被災地に向けた支援の輪が広がっているが、神田うのもその一人。
先日、日本赤十字社に義援金1000万円を寄付したことを明らかにしたが、その神田うのの「お父さん」の存在が大きな波紋を呼んでいる。
神田うののお父さんは有名な原発推進派の旧通産省のキャリアで現在の原発推進に大きく貢献した人物。
(以下引用)
3月17日のブログで「可能な限り援助したいという気持ちを母親、税理士に相談した上で決めた」と1000万円の義援金を寄付したことを明らかにした神田うの。
しかしこれを見た経済産業省の関係者が苦笑しながらこんな驚きの証言が…
「実は、うののパパ、神田淳さんは有名な原発推進派の旧通産省(経産省)キャリアです。資源エネルギー庁の原子力発電安全管理課長だった86年、チェルノブイリ原発事故が起き、原発安全確保政策をまとめ上げて一躍、名を上げた人です。米国スリーマイル島原発事故(79年)の際は同庁安全審査官で、事故を教訓にした52項目の安全対策を原子力安全委員会でまとめた。つまり、いまの原発政策を推し進めた当事者の一人です。娘の義援金は、その“罪滅ぼし”の意識でもあるんじゃないかと、思ってしまいますよ」
当時、省内で配られた「幹部プロフィール」なる冊子には、“うのパパ”の活躍ぶりが記されていた。
〈(チェルノブイリ事故で)神田課長の活躍ぶりも目ざましかった。対応が素早く、確実でリーダーシップを発揮して、着実に対策を進めた。情報の収集、国際会議への出席などのかたわら「二十一世紀に向けての原発安全確保策」をまとめ、国内の原発立地地区にも出向いて、安全性の説明、講演などをつづけている〉
さらに経産省職員は呆れながら言う。
「実はこの冊子、原発礼賛発言がてんこ盛りなんです。エネ庁幹部の『ディズニーランドみたいな原子力のPR館をつくりたい』なんてトンデモ発言も、当たり前のように掲載されてます」
そんな父親を持つ神田うのだけに今回の原発問題に対しては高い意識を持っている様子。
ブログでは「第二弾、第三弾と、また自分に出来る事を、していきたいと思っております」と今後さらなる支援を検討していることを仄めかしているが…
(引用元:週刊朝日)