"野菜シスターズ"としてカゴメ「野菜一日これ一本」の新CMに起用されることが決まったアイドルグループ・AKB48。CDセールスも絶好調でトップアイドルにのぼりつめた彼女たちだが、またもや暗雲が立ち込めている。というのも、2月に『激震スクープ! AKB48は事務所社長の「喜び組」』として、メンバーの篠田麻里子と運営会社・AKSの社長・窪田康志氏の関係を報道した「週刊文春」(文藝春秋社)が、4月28日発売号で、またしても同グループの大スキャンダルを掲載。『AKB48は現代の「女工哀史」』として、選抜メンバーの父親の証言を基にグループの給料事情と男問題を暴露しているのである。
同誌によると、メンバーは始発で出かけ、終電で帰る多忙な生活を送り、休みは月に1、2日ながら、月収はわずか10万円程度。CDの印税や、グッズの歩合収入はメンバーに支払われず、AKSからメンバーが所属する芸能プロダクションにも利益が分配されていないという。この内容について、AKB48の周辺事情に詳しいアイドル雑誌の編集者は、「アイドルが薄給という話は芸能界では"暗黙の了解"として常識」としたうえで、次のように明かした。
「アイドルは、テレビに出演して名前を売り、CM出演ができるようになって初めて芸能人らしい収入が確保できるようになるのです。特にAKB48の場合は大所帯なので、一人当たりの収入も減るはず。事務所によって待遇も異なりますし、ユニット活動や写真集、DVDを出しているメンバーと出していないメンバーの間でも"収入格差"は広がるばかりでしょうね。『文春』では、モーニング娘。の全盛期には、メンバー一人当たり少なくとも2000~3000万円もの収入があったとしていますが、これはモー娘。の所属するアップフロントエージェンシーが自社でレコード会社、版権管理、グッズ販売も行っている賜物。事務所もバラバラのAKB48では、最初から給料は度外視されているとしか言えません。まさに"女工哀史"です。AKB48で知名度を上げて、卒業してソロで活躍できれば、これまで耐えた分の収入を得られるかもしれませんが、それができるのは選抜メンバーの中でも、ごく数名だけでしょうね」
さらに、「週刊文春」は、メンバーの男性問題にもメスを入れている。同誌によると、グループのエースである前田敦子が、現在ドラマ『タンブリング』(TBS系)で主演を務める山本裕典と交際し、それを知った秋元氏が前田に彼と別れるように電話を掛けさせたという。また、選抜人気メンバーで芸歴の長い"X"には、2度の恋愛スキャンダルがあり、ジャニーズJr.など男性タレントとの合コンを仕切っているとの記述も。前出の記者はこれについても、次のように語った。
「前田の恋愛に関する記事では、文中に唐突に"山本君"という言葉が出てくるため、この記事では、山本裕典だとは断定できません。ですが、実は、3月発売の「週刊文春」で、前田と山本の交際記事を一度掲載しており、その記事を読んだ読者ならば、"山本君"が山本裕典だとわかるのですが、この記事では、そのエクスキューズもなくあまりに不自然。締め切りギリギリに、何らかの事情で、山本裕典の名前を削ったものの、校正が不完全なまま印刷所に送られてしまった可能性があります。あるいは、山本は大手芸能プロダクション・バーニングプロダクション系列のEver Green Entertainment所属のため、配慮した可能性もありますね。また、2度のスキャンダルがあり、芸歴が長くて遊びを仕切るメンバーXとして思い浮かぶのは、21歳のO。昨年10月にダンサーとの"ボルダリングデート"が発覚し、写真集の発売記念イベントで本人が、『あれは友達と何人かで行ったんです』と釈明したことがあります。それに彼女は小学生時代から子役としてドラマに出演しており、芸歴は10年以上と長い」
そのほか、篠田麻里子に窪田社長が社長名義のクレジットカードを渡しており、好きに私服を買わせている、秋元氏が特に「スター性がある」と考える前田を食事に誘っていることも同誌は伝えている。別の週刊誌記者は、「秋元氏が前田を特に優遇しているのは明らか」と断言した。
「3月26日放送の『アナザースカイ』(日本テレビ系)に、AKB48メンバーと秋元氏がともに出演し、その際に、ニューヨークで写真集の撮影を行った前田だけを秋元氏が高級車であるリムジンに乗せて食事に向かったことを告白していました。『二人で乗ったわけじゃない。前田とマネジャーの女性を乗せて僕とスタッフも乗った』と弁明していましたが、どう考えても優遇しすぎです。また、08年11月10日深夜には、秋元氏が当時まだ17歳だった前田と板野友美を連れて、食事に行っています。板野の11日付のブログに画像が掲載されており、その画像を解析すると撮影された時間は0時を回っていました。『東京都青少年の健全な育成に関する条例』の深夜外出の制限を完全に破っていますね」
だが、前述した合コンや夜遊びなどのスキャンダルや、"オトナ"たちが彼女らを連れ歩いていることについては、『FLASH』(光文社)や『FRIDAY』(講談社)などの写真週刊誌も報じない。今や写真週刊誌は毎号AKB48を掲載して蜜月関係を維持しており、光文社は秋元氏と昵懇の仲、『FRIDAY』選抜総選挙のオフィシャルブックも刊行するほど良好な関係なのである。広告や写真集のしがらみのない文藝春秋社の「週刊文春」がAKB48のスクープを連発し、気を吐いている状態だ。篠田麻里子がAKS社長の"喜び組"(愛人)だと報道した際には、AKBサイドがオフィシャルブログで記事を「事実無根」として「出版社および媒体に対して 断固抗議の姿勢を持って臨むべく、現在、顧問弁護士と法的手段を 取るべく準備をしております」と宣言。だが、それから2カ月が経過する現在も、告訴はしていない模様だ。今回の"女工哀史"報道には、一体どのような態度を取るのか。今後の動向から目が離せない。
(引用元:インフォシーク)