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ジョエル&イーサン・コーエン兄弟が脚本を手掛け、1966年の『泥棒貴族』をリメイクした本作。印象派の巨匠モネの名画「積みわら」の贋作（がんさく）を使って、アラン・リックマン演じるタカビーなボスへの復讐（しゅう）をたくらむロンドンの美術鑑定士（コリン）と、自由奔放なカウガール（キャメロン）という、あり得ないコンビが手を組み、珍騒動を巻き起こす。
今回キャメロンはテキサスの田舎娘PJに成り切り、時と場合に応じてジーンズ&ブーツスタイルから、豪華なイブニングドレスまでを見事に着こなしてみせた。中でも40歳とは思えないほど引き締まった彼女のボディーラインがしっかりと拝める下着姿は絶品！ 小麦色に日焼けした肌も健康的で、チャーミングかつセクシーな魅力を振りまき、見る者のハートをわしづかみにする。
アラン演じるボスの前でも物おじせずにウソをつき、ディナーに招待させ、ゴージャスな変身ぶりを見せつけて男心をくすぐるという心理作戦にもたけたヒロイン、PJの手腕も素晴らしく、人気アニメ「ルパン三世」の峰不二子も真っ青の活躍ぶり。彼女のロデオでの登場シーンからして強烈で、ワイルド&エレガントを地でいく魅力的なカウガールを体当たりで演じ、キャメロンは自身の出世作『メリーに首ったけ』以来のはじけっぷりを見せている。
男たちをうまく手玉に取りながら、ゴーイングマイウェイで器用に世の中を渡っていくヒロインを熱演してみせたキャメロン。彼女の度胸と知恵と美貌が光る、小粋なストーリーから目が離せない。（引用元：シネマトゥデイ）
映画『モネ・ゲーム』は5月17日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開
